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台湾に何が起きているのか

PHP新書 1325

出版社名 PHP研究所
出版年月 2022年9月
ISBNコード 978-4-569-85286-7
4-569-85286-6
税込価格 1,111円
頁数・縦 333P 18cm

商品内容

要旨

「米台は自主自決の運命共同体であるだけでなく、多くの共通の安全保障のテーマをもつ」「我々は台湾を絶対見捨てない」。2022年8月、米国のナンシー・ペロシ下院議長が台湾を訪れ、蔡英文総統と会談した。中国の習近平主席にとって、威嚇的・脅迫的な「戦狼外交」が無意味であると証明された瞬間である。中国は台湾のEEZ(排他的経済水域)と同時に、与那国島の近海にある日本のEEZ内にもミサイルを撃ち込んできた。もはや日台両国は一蓮托生。武力侵攻の行方を探るとともに、日本が台湾問題から逃げず、正面から民主主義の危機に向き合う覚悟を問う。

目次

第1章 今、台湾に迫る危機(ペロシ下院議長訪台の意味
「民主主義の友に感謝」 ほか)
第2章 習近平3期目と中台統一(総書記を超える「人民領袖」
中台を統一せねばならない ほか)
第3章 台湾侵攻のタイムリミット(台湾侵攻は2022年秋の予定だった?
制裁に甘んじれば国内圧力によって崩壊 ほか)
第4章 台湾と中華民国の異なる歴史(台湾人の「やさしさ」は別格
「台湾の花は梅じゃないわ」 ほか)
第5章 奇跡の日台関係(大平外相の「別れの外交」
米国に日本への圧力を期待する ほか)

出版社・メーカーコメント

台湾は文化・地理・歴史的に見て中国の一部では「ない」。台湾人による「新しいタイプの民主主義」の可能性を示す。

著者紹介

福島 香織 (フクシマ カオリ)  
ジャーナリスト・中国ウォッチャー・文筆家。1967年、奈良市生まれ。大阪大学文学部卒業後、産経新聞社に入社。上海・復旦大学に業務留学後、香港支局長、中国総局(北京)駐在記者、政治部記者などを経て2009年に退社。以降はフリージャーナリストとして活躍。ラジオ、テレビでのコメンテーターも務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)