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徳川家康と9つの危機

PHP新書 1323

出版社名 PHP研究所
出版年月 2022年9月
ISBNコード 978-4-569-85304-8
4-569-85304-8
税込価格 1,188円
頁数・縦 254P 18cm

商品内容

要旨

徳川家康は武田信玄に三方原の戦いで完敗した際、自画像を描かせ、慢心したときの戒めにしたという。「顰像」として知られる絵だが、近年、それは後世の作り話との説が出されている。それだけでなく、家康に関する研究は急速に進み、これまでの通説が見直されるようになっているのだ。本書は最新の研究動向を交えつつ、桶狭間の戦い、長篠の戦い、伊賀越え、関東移封、関ヶ原合戦など、家康の人生における9つの危機を取り上げ、家康がそれをいかに乗り越えたかに迫る。そこから浮かび上がる、意外かつ新たな家康像とは―。

目次

第1章 桶狭間の戦い―大混乱の中で下した決断
第2章 三河一向一揆勃発―国内争乱、家臣の離反
第3章 三方原の戦い―家の存亡と意地をかけた出撃
第4章 長篠の戦い―信長の援軍で勝利
第5章 松平信康殺害事件―原因は家臣団の対立か
第6章 伊賀越え―最大の窮地を突破
第7章 石川数正出奔騒動―秀吉への臣従を決断した背景
第8章 関東移封―小田原征伐を惹起させた処罰か
第9章 関ヶ原合戦―危機をチャンスに変えた戦略

出版社・メーカーコメント

三方原、伊賀越え、関ケ原…徳川家康は数々の窮地をいかに乗り越えたのか。10の代表的な事件を最新研究をもとに解説、真相に迫る。

著者紹介

河合 敦 (カワイ アツシ)  
昭和40年(1965)、東京都生まれ。平成元年(1989)、青山学院大学卒業(文学部史学科)。平成17年(2005)、早稲田大学大学院修士課程修了。平成23年(2011)、早稲田大学大学院博士課程満期退学。都立高校、私立高校教諭等を経て、多摩大学客員教授、早稲田大学非常勤講師。講演会、執筆活動のほか、テレビで日本史を解説している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)