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ユーラシアの自画像 「米中対立/新冷戦」論の死角

出版社名 PHP研究所
出版年月 2023年4月
ISBNコード 978-4-569-85480-9
4-569-85480-X
税込価格 2,090円
頁数・縦 435P 19cm

商品内容

要旨

先端の研究者が「中国・権威主義体制」の行方を探る。先進国の視点では見えない世界のダイナミズム。

目次

ユーラシアへの想像力―米中対立/新冷戦の間の世界
第1部 世界を観る眼―それぞれの歴史認識とあるべき世界(琉球から見る東アジア秩序の「内在論理」
歴史認識をめぐる戦い―プーチン政権と独ソ戦の記憶 ほか)
第2部 国内政治と対外政策の因果律―それぞれの国・地域を主語に考える(南シナ海問題とマレーシア―「合理的国家」を解体する
ドゥテルテ政権のフィリピン外交―内政の論理と実利の確保 ほか)
第3部 ホット・イッシュウ―人権・科学技術・デジタル(台湾からみた人権問題の争点化
中国の科学技術力を用いた影響力の行使―宇宙分野を例に ほか)
第4部 地域問題―東アジア・アフガニスタン・イラン(中国・欧州関係の構造変化―欧州の対中警戒と対台接近はなぜ起きたか?
GCAをめぐる中国の反テロ戦略―アフガニスタンを事例として ほか)

出版社・メーカーコメント

世界は大国の論理だけではわからない!「米中対立/新冷戦」論の死角を突いた非先進国の目線から、最新の地域研究をもとに伝える。

著者紹介

川島 真 (カワシマ シン)  
東京大学大学院総合文化研究科教授。「中国・権威主義体制に関する分科会」座長。専攻はアジア政治外交史
鈴木 絢女 (スズキ アヤメ)  
同志社大学法学部教授。専攻は東南アジア政治・政治経済・外交。著書に『“民主政治”の自由と秩序―マレーシア政治体制論の再構築』(京都大学学術出版会、大平正芳記念賞)、『はじめての東南アジア政治』(共著、有斐閣)など
小泉 悠 (コイズミ ユウ)  
東京大学先端科学技術研究センター専任講師。専攻はロシアの安全保障政策。著書に『ウクライナ戦争』(ちくま新書)、『ロシア点描』(PHP研究所)、『「帝国」ロシアの地政学―「勢力圏」で読むユーラシア戦略』(東京堂出版、サントリー学芸賞)など
池内 恵 (イケウチ サトシ)  
東京大学先端科学技術研究センター教授、同センター創発戦略研究オープンラボ(ROLES)代表。専攻はイスラーム政治思想史・中東研究。著書に『イスラーム世界の論じ方』(中央公論新社、サントリー学芸賞)、『イスラーム国の衝撃』(文春新書)、『シーア派とスンニ派』(新潮選書)など多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)