近代日本暗殺史
PHP新書 1359
出版社名 | PHP研究所 |
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出版年月 | 2023年7月 |
ISBNコード |
978-4-569-85509-7
(4-569-85509-1) |
税込価格 | 1,100円 |
頁数・縦 | 198P 18cm |
商品内容
要旨 |
大久保利通暗殺後、犯人である島田一郎を主人公にした小説が刊行されて大評判となった。また、爆弾を投げつけられて一命をとりとめた大隈重信は犯人の勇気を称賛し、そのことで大隈の人気も上がった。日本には暗殺者への同情的文化が確かに存在していたのである。一方、原敬暗殺の真因は、これまであまり語られてこなかった犯人中岡艮一の個人的背景にあった。犯人が抱えていた個人的行き詰まり・挫折感は現代の暗殺にそのままつながるものである。近現代史研究の第一人者が、明治と大正の暗殺を丁寧に語り、さらに暗殺に同情的な文化ができた歴史的背景についても考察する。 |
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目次 |
第1章 明治編(政治の非合理的要素として |
出版社・メーカーコメント
犯人が称賛を受けた大久保利通暗殺や大隈重信暗殺未遂、背景に失恋のショックがあった原敬暗殺…。現代の暗殺の起源に迫る。