• 本

日本人の賃金を上げる唯一の方法

PHP新書 1388

出版社名 PHP研究所
出版年月 2024年2月
ISBNコード 978-4-569-85657-5
4-569-85657-8
税込価格 1,210円
頁数・縦 238P 18cm

商品内容

要旨

インフレなのに低賃金…日本経済を覆う難問。賃金や一人当たり国内総生産(GDP)で見て、日本は先進国の最低レベルとなった。この状況に対して、賃金の上げ、成長するためには成長戦略や構造改革をすればよい、という議論が多い。だが、その中身は空っぽである。成長率を高める方法は、実はノーベル経済学賞学者にも分からない。では、どうすれば日本人の給料は上がるのか。エコノミストが未曾有の難問に挑む。

目次

第1章 日本の賃金はなぜ上がらないのか(日本の賃金が上がらないのは生産性が低いから
農業人口が減ることは悪いことなのか ほか)
第2章 成長戦略は可能か(政府が成長率を高めることが可能か
もちろん、成長戦略は難しい ほか)
第3章 人手不足でなければ経済は効率化しない(ルーカスの主張と現実
生産性向上に必要な需要拡大による人手不足 ほか)
第4章 財政赤字と経済成長(財政赤字と経済成長は関係があるのか
日本の財政は本当に危機的なのか? ほか)
結論 賃上げをわざわざ邪魔している日本

出版社・メーカーコメント

インフレでも賃金が増えない原因を徹底分析。生産性上昇への道と正しい政策をした際の給与増、無策の際の給与減をシミュレーション。

著者紹介

原田 泰 (ハラダ ユタカ)  
名古屋商科大学ビジネススクール教授。1950年生まれ。東京大学農学部卒業。学習院大学博士(経済学)。経済企画庁国民生活調査課長、海外調査課長、財務省財務総合政策研究所次長、大和総研専務理事チーフエコノミスト、早稲田大学政治経済学術院教授、日本銀行政策委員会審議委員などを経て、現職。著書に『昭和恐慌の研究』(共著、東洋経済新報社、日経・経済図書文化賞受賞)、『日本国の原則』(日経ビジネス人文庫、石橋湛山賞受賞)など多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)