近代史の教訓 幕末・明治のリーダーと「日本のこころ」
PHP文庫 な38−6
出版社名 | PHP研究所 |
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出版年月 | 2022年10月 |
ISBNコード |
978-4-569-90264-7
(4-569-90264-2) |
税込価格 | 858円 |
頁数・縦 | 261P 15cm |
商品内容
要旨 |
日本近代史の本質とは何か、「明治」という時代を読み直す。今の政治指導者たちと何が違うのか。 |
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目次 |
人間を中心に歴史をつかむ |
出版社・メーカーコメント
われわれが歴史を読むとき、一番大切な着眼点は、「歴史を動かすもの」は、物質なのか、それとも人間の精神なのか、という問題意識だと私は思います。そして日本の近代史とくに「明治」を考えるとき、これこそ最も重要な視点ではないかと思うのです。(「最終章」より)著者は、日本近代史において明治という時代が「輝かしい」のは、いち早く西洋の合理主義、技術をわがものにし、日清、日露という大戦争に勝ち抜いて列強に肩を並べたからでなく、西洋文明の奔流にさらされる中で、本来の「日本のこころ」のあり方をつねに見つめ、「誠」を貫くことこそ、自らの持てる力を十分に発揮しうる道であり、それこそが己の生きる道だと信じた人間がリーダーたちだけでなく、庶民の間でも、次から次へと多数現われた時代だったところにあるという。本書にはそうした国際政治学者だからこそ見えてくる、日本の歴史を読み直す視点が、幕末・明治期を代表するリーダーを取り上げるなかで随所に提示されている。