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なみだあめ 〈哀愁〉時代小説傑作選

PHP文芸文庫 み1−26

出版社名 PHP研究所
出版年月 2023年11月
ISBNコード 978-4-569-90352-1
4-569-90352-5
税込価格 957円
頁数・縦 347P 15cm

商品内容

要旨

料亭の主人・徳兵衛は、老いによる躰の不調や料亭を継ぐ甥への苛立ちから、当てつけとして迷い込んできた子犬に身代を譲ると言い出し…「雨夜の月」(高瀬乃一)、七歳の娘を一人で育てる“何でも屋”の源五郎右衛門は、娘から化け猫のタマの依頼を聞いてほしいと頼まれる。人の命を奪うようになった物の怪退治を請け負った源五郎右衛門だが…「野槌の墓」(宮部みゆき)など、哀しくも心に沁みる短編六編を収録。

出版社・メーカーコメント

父と娘、母と息子、ご隠居と孤児、男同士の友情……あたたかくも切ない江戸の人情を描いた、豪華作家陣による時代小説アンソロジー。

著者紹介

志川 節子 (シガワ セツコ)  
1971年、島根県生まれ。早稲田大学第一文学部卒業。2003年、「七転び」でオール讀物新人賞を受賞。13年、『春はそこまで 風待ち小路の人々』が直木賞候補となる
高瀬 乃一 (タカセ ノイチ)  
1973年、愛知県生まれ。名古屋女子大学短期大学部卒業。2020年、「をりをり よみ耽り」でオール讀物新人賞を受賞してデビュー。23年に『貸本屋おせん』で日本歴史時代作家協会賞新人賞を受賞
梓澤 要 (アズサワ カナメ)  
1953年、静岡県生まれ。明治大学文学部卒業。93年、『喜娘』で歴史文学賞、2014年、『捨ててこそ空也』で歴史時代作家クラブ賞作品賞、17年、『荒仏師 運慶』で中山義秀文学賞を受賞
馳月 基矢 (ハセツキ モトヤ)  
1985年、長野県五島列島生まれ。京都大学文学部卒業。同大学院修士課程修了。2020年、『姉上は麗しの名医』でデビューし、日本歴史時代作家協会賞の文庫書き下ろし新人賞を受賞
諸田 玲子 (モロタ レイコ)  
静岡市生まれ。上智大学文学部英文科卒業。1996年、「眩惑」でデビュー。2003年、『其の一日』で吉川英治文学新人賞、07年、『奸婦にあらず』で新田次郎文学賞、12年、『四十八人目の忠臣』で歴史時代作家クラブ賞作品賞、18年、『今ひとたびの、和泉式部』で親鸞賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)