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背中の蜘蛛

出版社名 双葉社
出版年月 2019年10月
ISBNコード 978-4-575-24214-0
4-575-24214-4
税込価格 1,760円
頁数・縦 454P 20cm

書店レビュー 総合おすすめ度: 全1件

  • 背中の蜘蛛

    池袋の刺殺事件、そして半年後の新木場での爆殺傷事件。浮かび上がる容疑者。しかし真相は複雑極まっていた。近未来を意識した警察捜査の組織のリアルがつまっている。社会の、犯罪の変化を感じずにはいられない。ストロベリーナイト」をきっかけに、新時代の警察小説の書き手として読者の熱い期待を背負っている。ハードルをあげてもなお、読者を裏切らない誉田作品のチェックをお忘れなきよう。

    (2019年12月15日)

商品内容

要旨

東京・池袋で男の刺殺体が発見された。捜査にあたる警視庁池袋署刑事課長の本宮はある日、捜査一課長から「あること」に端を発した捜査を頼まれる。それから約半年後―。東京・新木場で爆殺傷事件が発生。再び「あること」により容疑者が浮かぶが、捜査に携わる警視庁組織犯罪対策部の植木は、その唐突な容疑者の浮上に違和感を抱く。そしてもう一人、植木と同じように腑に落ちない思いを抱える警察官がいた。捜査一課の管理官になった本宮だった…。「あること」とは何なのか?池袋と新木場。二つの事件の真相を解き明かすとともに、今、この時代の警察捜査を濃密に描いた驚愕の警察小説。

おすすめコメント

ついに、ここまできた――。前人未到、孤高の警察小説が誕生した。東京・池袋の路上で男の死体が発見された。目撃者もなく捜査は難航、しかし「あること」がきっかけになり捜査が急転。それから約半年後。東京・新木場で爆殺事件が発生。こちらもな捜査はなかなか進展しなかったが、「あること」が転換点となり容疑者が浮かぶ……。捜査に携わる管理官を中心に、新時代の警察捜査を濃密に描く。著者史上、もっとも尖った警察小説。

著者紹介

誉田 哲也 (ホンダ テツヤ)  
1969年東京都生まれ。学習院大学卒業。2002年『妖の華』で第二回ムー伝奇ノベル大賞優秀賞、03年『アクセス』で第四回ホラーサスペンス大賞特別賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)