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青年マルクス論

平凡社ライブラリー 654

出版社名 平凡社
出版年月 2008年11月
ISBNコード 978-4-582-76654-7
4-582-76654-4
税込価格 1,760円
頁数・縦 408P 16cm

商品内容

要旨

青年マルクスの思想的形成のゲシュタルトを輪郭づけ、その稜線を辿り直すことによって、初期マルクスの思想像を対自化する―物象化論に立つマルクス主義思想家であり、この国では稀な哲学する哲学者であった著者が、マルクス二十代半ばまでの生と思想の変容を追い、『経済学・哲学手稿』の思考とその限界を、テキストの厳密な読みを通して見さだめる。

目次

1 幼少年期―家庭的環境と高等中学
2 学生時代―ヘーゲル哲学との格闘
3 ライン新聞―政論家としての出発
4 新婚の日々―国法論批判と新機軸
5 独仏年誌―プロレタリアとの邂逅
6 初期経済学―『経哲手稿』の意想
7 社会主義攷―人間解放の段階行程
8 哲学的覚識―疎外論とその問題点

出版社
商品紹介

若き廣松と若きマルクス。幼少期から共産主義運動にいたるマルクスの半生と思想をたどり、経済学・哲学手稿の思考を精緻に解読。

著者紹介

廣松 渉 (ヒロマツ ワタル)  
1933年、福岡県生まれ。東京大学大学院哲学科博士課程修了。元東京大学教授。専攻は哲学。1994年没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)