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平家物語、史と説話

平凡社ライブラリー 746

出版社名 平凡社
出版年月 2011年10月
ISBNコード 978-4-582-76746-9
4-582-76746-X
税込価格 1,650円
頁数・縦 311P 16cm

商品内容

要旨

無意識のうちに内乱期の歴史の見方を深く規定する平家物語とは、いかなる質の歴史資料なのか?説話が生成する場を探り、物語に組み込まれた文書の典拠を求め、それらに近づきうる作者像を絞り込み、語られる歴史の構図を見定め…文学作品を歴史資料として活用するための方法を提示し、著者の多彩な仕事の基礎ともなった画期的論考。

目次

1 平家物語(アプローチ
歴史的構図
記録と史書のはざま)
2 史と説話(信西政権の構造
説話の風景
『古今著聞集』と橘成季)

出版社
商品紹介

平家物語はどこまで歴史資料となりうるか?説話の場、用いられた記録による作者像の絞り込みなど鋭利な方法論を提示した画期的論考。

著者紹介

五味 文彦 (ゴミ フミヒコ)  
1946年生まれ。東京大学文学部卒業。東京大学教授を経て、放送大学教授。専攻、日本中世史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)