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細野晴臣とまっていた時計がまたうごきはじめた

平凡社ライブラリー 890

出版社名 平凡社
出版年月 2019年11月
ISBNコード 978-4-582-76890-9
4-582-76890-3
税込価格 1,430円
頁数・縦 347P 16cm

商品内容

要旨

いまは音楽の話だけをしていたい―。懐かしい音楽の話は、お笑い、隕石、演歌、原発、敬愛する友の死などを経めぐり、また音楽の話へと戻ってくる。震災以降のもやもやを喫茶店でつれづれに語り明かした、3年にわたる雑談ドキュメント。

目次

対話1 「この世で起きていることのすべてが想定外。想定外がないとなにも生まれてこない」
対話2 「エッセンスなんだよそこにあるのは。かたちじゃなくてエッセンス」
対話3 「誰かがやらないとホントになくなっちゃう。ぼくがやればかろうじて少しは生き長らえる」
対話4 「古賀政男さんはやっぱりどっしりしてる。誰も突き崩せないしなんか根が深い」
対話5 「ごはんがおいしい、お風呂が気持ちいい。それでじゅうぶん幸せだと思った」
対話6 「いまだに自分にはなんのノウハウもない。常に白紙。そこでサバイバルスイッチが入るんだ」
対話7 「ニューヨークに行って皿洗いでもしながらミュージシャンの道を歩んでいたらああいうセッションをやっていたかもしれないね」
対話8 「地震で倒れたままだったゼンマイの蓄音機からちゃんと音が出た。そこから、とまっていた時計がまたうごきはじめた」
対話9 「七十歳になるころにはいろんなしがらみなんかもすっかり忘れて音楽に没頭できるんじゃないか」

おすすめコメント

懐かしい音楽の話は、お笑い、隕石、原発、友の死を経巡り、また音楽へと戻ってくる。震災以降の世界を語り明かす雑談ドキュメント。

著者紹介

細野 晴臣 (ホソノ ハルオミ)  
1947年生まれ。音楽家。69年、“エイプリル・フール”でプロデビュー。70年、“はっぴいえんど”を結成。73年、ソロ活動を開始。同時に“ティン・パン・アレー”としても活動。78年、高橋幸宏、坂本龍一とともに“イエロー・マジック・オーケストラ(YMO)”を結成。YMO散開後は、ワールド・ミュージック、アンビエント・ミュージックを探求、作曲・プロデュース、映画音楽など多岐にわたり活動
鈴木 惣一朗 (スズキ ソウイチロウ)  
1959年、浜松生まれ。音楽家。83年、インストゥルメンタル主体のポップグループ“ワールドスタンダード”を結成。細野晴臣プロデュースでノン・スタンダード・レーベルよりデビュー。「ディスカヴァー・アメリカ3部作」は、デヴィッド・バーンやヴァン・ダイク・パークスからも絶賛される。近年では、多くのアーティストをプロデュース。2013年、直枝政広(カーネーション)と“Soggy Cheerios”を結成。95年刊行の著書『モンド・ミュージック』は、ラウンジ・ブームの火付け役となった(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)