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加藤周一を読む 「理」の人にして「情」の人

増補改訂

平凡社ライブラリー 952

出版社名 平凡社
出版年月 2023年9月
ISBNコード 978-4-582-76952-4
4-582-76952-7
税込価格 2,090円
頁数・縦 446P 16cm
シリーズ名 加藤周一を読む

商品内容

要旨

戦後日本を代表する国際的な知識人、加藤周一。その発想はどのようにして培われたのか。歴史のなかに現在を見出し、現在のなかに歴史を見つめる。日本の問題を世界的視野で捉え、あくまでも事実にこだわり、あやふやなものを信じない。人間の可能性を信じ、人間の可能性に賭けた加藤周一の思索と行動を丹念に読む。

目次

第1部 三つの出発(いくさの日々―または第一の出発
フランス留学三年―または第二の出発
ヴァンクーヴァーの一〇年―または第三の出発)
第2部 日本文学史と日本美術史(一九六八年―または「言葉と戦車」
変化と持続―または『日本文学史序説』
かたちに現れたる精神―または『日本 その心とかたち』 ほか)
第3部 日本人とは何か(文体と翻訳―またはことばと時代と人間と
時間と空間―または日本文化とは何か
加藤周一―または「理」の人にして「情」の人)

出版社・メーカーコメント

書く・読む・語ることを中心に営まれた90年近い生涯。「詩人の魂」と「科学者の方法」により紡がれてきた著作の全軌跡を展望する。

著者紹介

鷲巣 力 (ワシズ ツトム)  
1944年東京都生まれ。ジャーナリズム論、戦後思想史。東京大学法学部を卒業後、平凡社に入社、『林達夫著作集』や『加藤周一著作集』などの編集、『太陽』編集長を経て、取締役。退任後、立命館大学客員教授、同大学加藤周一現代思想研究センター長を経て、現在同研究センター顧問(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)