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死を想う われらも終には仏なり

新版

平凡社新書 884

出版社名 平凡社
出版年月 2018年7月
ISBNコード 978-4-582-85884-6
4-582-85884-8
税込価格 836円
頁数・縦 231P 18cm
シリーズ名 死を想う

商品内容

要旨

死に鈍感な者は、生にも鈍感である。日本を代表する詩人と、水俣病を通して死を見つめ続けた作家が語る魂の対話。石牟礼文学の入門書としても最適な1冊。

目次

第1章 飢えと空襲の中で見たもの(パーキンソン症候群―読めなくなる、書けなくなる
声が出なくなるかもしれない ほか)
第2章 印象に残っている死とは(祖母の死
あの世は「良か所」 ほか)
第3章 それぞれの「願い」(『あやとりの記』―流々草花
お経はどこで習いましたか ほか)
第4章 いつかは浄土へ参るべき(『梁塵秘抄』を飛び飛びに読む
「我等も終には仏なり」 ほか)
増補 詩的代理母のような人 ほか一編

著者紹介

石牟礼 道子 (イシムレ ミチコ)  
1927年熊本県生まれ。作家・詩人。『苦界浄土』(現・講談社文庫)で1970年に大宅壮一賞に選ばれるが受賞辞退。73年マグサイサイ賞、93年『十六夜橋』(現・ちくま文庫)で第3回紫式部文学賞、2001年度朝日賞、『はにかみの国 石牟礼道子全詩集』(石風社)で02年度芸術選奨文部科学大臣賞を受賞。13年エイボン女性大賞、14年第8回後藤新平賞、『祖さまの草の邑』(思潮社)で第32回現代詩花椿賞受賞。2018年2月没
伊藤 比呂美 (イトウ ヒロミ)  
1955年東京都生まれ。詩人・作家。78年、第16回現代詩手帖賞受賞。99年『ラニーニャ』(現・岩波現代文庫)で野間文芸新人賞、2002年『ビリー・ジョーの大地』(理論社)で第49回産経児童出版文化賞ニッポン放送賞、06年『河原荒草』(思潮社)で高見順賞受賞。07年『とげ抜き 新巣鴨地蔵縁起』(現・講談社文庫)で第15回萩原朔太郎賞、第18回紫式部文学賞受賞。15年、第5回早稲田大学坪内逍遙大賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)