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少年犯罪 18歳、19歳をどう扱うべきか

新版

平凡社新書 1013

出版社名 平凡社
出版年月 2022年10月
ISBNコード 978-4-582-86013-9
4-582-86013-3
税込価格 1,078円
頁数・縦 295P 18cm
シリーズ名 少年犯罪

商品内容

要旨

2022年4月、改正民法に合わせて改正少年法が施行された。成年年齢を18歳とした民法とは異なり、従来通り20歳を成年とみなすが、18歳、19歳は「特定少年」とされ、より成人に近い処罰の対象となった。一方、薬物の乱用、特殊詐欺、SNSを使った犯罪など、近年、少年犯罪は大きな変容を遂げている。そこで、2001年刊行の旧版を全面的に改稿、この20年の動きに加え、改正少年法の変更点や問題点をわかりやすく解説し、少年期の子どもに及ぼす影響と今後の展望について論じる。

目次

第1章 少年犯罪とは何か
第2章 初めての報道と処罰・処遇のあり方―明治時代
第3章 少年法が制定される―大正期
第4章 戦時下の少年犯罪には―戦前の昭和
第5章 低年齢化と日常に溢れる犯罪―戦後から高度成長期
第6章 変容する少年犯罪の陰で―平成の時代へ
第7章 少年の重大事件と新たな言説―ある事例を通して
第8章 少年法改正の軌跡
終章 改正少年法と今後の展望

出版社・メーカーコメント

特殊詐欺の受け子やSNSを利用した犯罪など、変容する少年犯罪や、改正少年法による18歳19歳の扱いが及ぼす影響を考える。

著者紹介

鮎川 潤 (アユカワ ジュン)  
1952年愛知県生まれ。東京大学卒業。大阪大学大学院修士課程修了。関西学院大学名誉教授。専門は犯罪学、刑事政策、社会問題研究。南イリノイ大学フルブライト研究員、スウェーデン国立犯罪防止委員会、ケンブリッジ大学、ウィーン大学等の客員研究員、中国人民大学等への派遣教授、法務省法務総合研究所研究評価検討委員会委員等を務めた。博士(人間科学)。保護司(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)