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山のリスクとどう向き合うか 山岳遭難の「今」と対処の仕方

平凡社新書 1020

出版社名 平凡社
出版年月 2023年1月
ISBNコード 978-4-582-86020-7
4-582-86020-6
税込価格 990円
頁数・縦 246P 18cm

商品内容

要旨

二〇一〇年以降、とくに目立つようになったのが、道迷い、疲労や体調不良、装備・技量不足による山の遭難である。そこに共通しているのは登山に対する“認識の甘さ”だ。スマホやSNSの普及が山登りを身近にした一方で、自分の行動に自覚と責任を持てない人が増える傾向にある。登山が多様化・レジャー化するなかで、山岳遭難にどう対処すべきか。近年に特徴的な遭難事例や進む対策を紹介し、安易な山登りに警鐘を鳴らす。

目次

第1章 二〇一〇年以降に起きたおもな遭難事故(四件も続いた負の連鎖
日高山系で相次ぐ沢の事故 ほか)
第2章 自然災害と山登り(東日本大震災
北アルプス南部の群発地震 ほか)
第3章 進化する遭難対策(長野県の新たな取り組み
「登山届」のデジタル化 ほか)
第4章 登山の自己責任について(原則、登山は自己責任だが…
自己責任だから遭難者を助ける必要はない? ほか)
第5章 コロナ禍で登山が変わった(新型コロナウイルスのはじまり
不要不急の外出、登山は自粛せよ ほか)

出版社・メーカーコメント

東日本大震災以降に、登山のあり方はどう変わり、なぜ山の遭難が増えたのかを検証しつつ、身の安全をどう確保すればいいかを考える。

著者紹介

羽根田 治 (ハネダ オサム)  
1961年埼玉県生まれ。ノンフィクションライター。長野県山岳遭難防止アドバイザー。山岳遭難や登山技術の記事を、山岳雑誌「山と溪谷」「岳人」などで発表する一方、自然、沖縄、人物などをテーマに執筆活動を続けている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)