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「休むと迷惑」という呪縛 学校は休み方を教えない

平凡社新書 1092

出版社名 平凡社
出版年月 2025年10月
ISBNコード 978-4-582-86092-4
4-582-86092-3
税込価格 1,210円
頁数・縦 247P 18cm

商品内容

要旨

医師の「自己研鑽」や、教員の「定額働かせ放題」…。働き方改革が推進され、コロナ禍を経て今もなお長時間労働はなくならず、その対策も後手に回り続ける。なぜ私たちは休むことをためらってしまうのか?日本社会に深く根づく「休むのは悪いこと」という刷り込みの源流を探ると、学校教育に行き着いた―。「休まない美徳」を教える教育を見つめ直し、これからの社会の「休み方」を考える。

目次

序章 「休むこと」から目を背ける日本社会は変われるのか?
第1部 「休むこと」を選ばない大人たち(働き方改革の行方
専門職人材の育成―労働時間のグレーゾーン
教育現場の「働き方改革」)
第2部 「休むこと」を教えない学校教育(学校の役割
日本の学校が教えてきたこと
学校を休んではいけない
私たちは「休むこと」を知らない)
第3部 「休むこと」を学ぶ(高校で「休むこと」を学ぶために
小中学校で「休むこと」を学ぶために
ルールは変えられる!)
終章 自我を育てる日本社会へ

出版社・メーカーコメント

なぜ仕事は休みにくいのか? 「休み方」を教えない学校教育を出発点に、理不尽を我慢することに慣れた日本社会の構造を明らかにし、休みやすい社会のあり方を考える。

著者紹介

保坂 亨 (ホサカ トオル)  
1956年東京生まれ。千葉大学名誉教授。同大学教育学部グランドフェロー。東京大学大学院教育学研究科博士課程単位取得中退。東京大学教育学部助手(学生相談所専任相談員)、千葉大学教授などを経て現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)