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水族館の文化史 ひと・動物・モノがおりなす魔術的世界

出版社名 勉誠出版
出版年月 2018年6月
ISBNコード 978-4-585-22210-1
4-585-22210-3
税込価格 3,080円
頁数・縦 359P 21cm
シリーズ名 水族館の文化史

商品内容

文学賞情報

2018年 第40回 サントリー学芸賞・社会・風俗部門受賞

要旨

ひとが「魚を見ること」にはどんな意味が秘められているのか?古代の養魚池文化にはじまり、黎明期の水族館のユニークな展示、植民地支配とのかかわり、SF小説や映画の影響、第二次世界大戦中の苦難、展示のストーリー化、さらにはヴァーチャル・リアリティ技術とのハイブリッド化が進む最新の水族館事情など、古今東西の水族館文化を図版とともに概観、ガラスの向こう側にひろがる水の世界へいざなう。

目次

第1章 水族館前史(古代人の水族「観」
中世ヨーロッパにおける水族「観」 ほか)
第2章 モダンでレトロな近代水族館の世界(「アクアリウム」の誕生
帝国の水族館 ほか)
第3章 日米の水族館と激動の時代(星条旗のもとで―アメリカ水族館物語
陸にあがった「龍宮城」―日本人と水族館 ほか)
第4章 非日常体験を求めて「テーマアクアリウム」の世紀(新しい展示、新しい海のイメージ
「海洋パーク」と「テーマアクアリウム」の出現 ほか)
第5章 水族館は境界をこえて生きもの展示の未来(動揺する水族館
水族飼育をめぐる攻防―じっさいにあった事件が語ること ほか)

著者紹介

溝井 裕一 (ミゾイ ユウイチ)  
関西大学文学部教授。博士(文学)。専門は西洋文化史、ひとと動物の関係史、ドイツ民間伝承研究(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)