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百人一首

ものと人間の文化史 189

出版社名 法政大学出版局
出版年月 2022年12月
ISBNコード 978-4-588-21891-0
4-588-21891-3
税込価格 3,850円
頁数・縦 351,7P 20cm

商品内容

要旨

文献史学の限界を超えるべく、その様々な型式、和歌や歌人名の表記の異同、歌人画の装束や持物・敷物までを徹底的に調査し、地域に固有の「かるた」札や遊技法にも着目して『百人一首』の秘められた謎に迫る。「もの」と「記録」と「伝承」が織りなす遊技の文化史!

目次

はじめに―「百人一首歌かるた」への道
第1章 「百人一首歌かるた」の誕生
第2章 「古型百人一首歌かるた」の内容
第3章 初期「百人一首歌かるた」の遊技法
第4章 百人一首歌人画の成立
第5章 文化となった「百人一首歌かるた」
第6章 「古型かるた」の刷新と「標準型かるた」の成立
おわりに―“もの”の力を信じて

出版社・メーカーコメント

江戸時代の初めに登場し、今なお遊び継がれている「百人一首」。しかしその誕生と発達の歴史はほとんど知られていない。著者は、文献史学に終始していた従来の研究方法から脱却すべく、博物館に遺され、あるいは自身が蒐集した「百人一首」の型式、歌人画から書体までを徹底的に調査し、固有の地域文化として発展した「かるた」札やその遊技法にも着目して「百人一首」に秘められた数々の謎に迫る。

著者紹介

江橋 崇 (エバシ タカシ)  
1942年に生まれる。1966年、東京大学法学部卒業。法政大学法学部教授(憲法学)を経て、同大学名誉教授。ウェブサイト「日本かるた文化館」主宰(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)