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水都ヴェネツィア その持続的発展の歴史

出版社名 法政大学出版局
出版年月 2017年4月
ISBNコード 978-4-588-78608-2
4-588-78608-3
税込価格 4,400円
頁数・縦 311P 22cm

商品内容

要旨

交易都市から文化都市へ、そして環境都市への歩みを跡づける。比類なき水都の成り立ちと魅力を語り、16世紀における庶民の生活空間、サン・マルコ広場の再構成の過程、祝祭空間としての都市構造を論じて、水と共生してきたヴェネツィアの持続的発展の歴史を明らかにする。

目次

比類なき水都の魅力
海の都市国家としての誕生
一六世紀における庶民の生活空間
一六世紀における都市空間の統合
カナル・グランデの機能と意味
カナル・グランデを望む貴族住宅
教会建築と運河の関係
祝祭空間としての都市構造
都市図における表現法の変遷
水都史から見た東京との比較
水を現代に生かす都市づくり
今、水都が直面する危機
水と共生する苦悩と喜び
交易都市から文化都市へ、そして環境都市へ

著者紹介

陣内 秀信 (ジンナイ ヒデノブ)  
1947年、福岡県生まれ。東京大学大学院工学系研究科博士課程修了・工学博士。法政大学デザイン工学部教授。イタリア政府給費留学生としてヴェネツィア建築大学に留学、ユネスコのローマ・センターで研修。専門はイタリア都市史・建築史。パレルモ大学、トレント大学、ローマ大学にて契約教授を勤めた。地中海学会会長、都市史学会会長。受賞歴:サントリー学芸賞、日本工業新聞技術・科学図書文化賞優秀賞、地中海学会賞、建築史学会賞、日本建築学会賞、イタリア共和国功労勲章、パルマ「水の書物」国際賞、ローマ大学名誉学士号、アマルフィ名誉市民(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)