商品内容
| 文学賞情報 |
2004年
第3回
新潮ドキュメント賞受賞 |
|---|---|
| 要旨 |
そこは「塀の中の掃き溜め」と言われるところだった。汚物にまみれながら、獄窓から望む勇壮なる那須連山に、幾重にも思いを馳せる。事件への悔悟、残してきた家族への思慕、恩人への弔意、人生への懊悩。そして至ったある決意とは。国会で見えなかったこと。刑務所で見えたこと。秘書給与事件で実刑判決を受けた元衆議院議員が陥った永田町の甘い罠と獄中の真実を描く。 |
| 目次 |
序章 入獄の日 |



おすすめコメント
秘書給与事件で実刑判決を受けた元衆議院議員が陥った永田町の甘い罠と獄中の真実!
内容抜粋
本書「入獄の日」より
十分に覚悟はできているつもりだった。だが、入所早々にして、刑務所を見くびっていたことと自分を買いかぶっていたことに気付いたのだ。私は、いま与えられている環境のすべては、受刑者としての自覚と事件への反省を促すためのものだと、自分自身に強く言い聞かせた。不安や家族への未練といった私情にとらわれている場合ではない。有権者の期待を裏切り、国民の政治不信を増大させた責任は重く、万死に値する。そう考える時、必ず、私の脳裏には、自分の選挙を死に物狂いで手伝ってくれた人たちの姿が浮かんでくる。そして、東京都議会議員二期、衆議院議員二期の間、政治家としての私の活動を支え続けてくれた人々への謝罪の気持ちが溢れ出すのだ。