• 本

古本道場

出版社名 ポプラ社
出版年月 2005年4月
ISBNコード 978-4-591-08627-8
4-591-08627-5
税込価格 1,540円
頁数・縦 221P 図版16P 20cm

書店レビュー 総合おすすめ度: 全1件

  • パラフィン紙のかかった本、ドキドキしませんか?

    古本道の師匠・岡崎氏が指令を出し、それに従って角田氏が古本屋を巡ります。例えば、神保町で子供時代に愛読した本を探せ!という指令で向かった古書店で、棚を見ているうちに、子供の頃の記憶がどんどん思い出されたり。早稲田古本街で、青春時代の本を探すという指令の時は、懐かしい学生時代想いを馳せ、今の若者に「時間の沈澱する不思議に静かな時間を、その魅力を、知って大人になっていくといいな」と思ったり。本が、読み手を小さな声で呼んでいる。その声に耳を傾け、出会って欲しい…と語る角田氏の言葉には、本に対する深い愛が、ギッシリつまっています。古書店の本は全て店主の蔵書、というコト改めてよくわかりました。

    (2006年4月13日)

商品内容

要旨

古本道の師匠がくりだす、6つの指令。新直木賞作家は無事、古本道をきわめられるのか。

目次

入門心得
神保町
なつかしい、あの本と再会
代官山・渋谷
代官山で知る古本屋の未来形
東京駅・銀座
夜のパラダイスよ、花の東京
早稲田
早稲田古本街で青春プレイバック
青山・田園調布
ついに階級特進!
西荻窪
西荻村を満喫
鎌倉
土地柄と値段を学ぶ
ふたたび神保町

おすすめコメント

古本道の師匠がくりだす、6つの指令。神保町・代官山・銀座・早稲田・田園調布・西荻窪・鎌倉・神保町・・・新直木賞作家は無事、古本道をきわめられるのか?

著者紹介

角田 光代 (カクタ ミツヨ)  
1967年神奈川県生まれ。作家。90年「幸福な遊戯」でデビュー以来、『まどろむ夜のUFO』(野間文芸新人賞)、『ぼくはきみのおにいさん』(坪田譲治文学賞)、『空中庭園』(婦人公論文芸賞)、『対岸の彼女』(第132回直木賞)など受賞多数。紀行文やエッセイも人気
岡崎 武志 (オカザキ タケシ)  
1957年大阪生まれ。書評を中心に活躍するフリーライター(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)