• 本

ソキョートーキョー

出版社名 ポプラ社
出版年月 2010年2月
ISBNコード 978-4-591-11531-2
4-591-11531-3
税込価格 1,760円
頁数・縦 246P 20cm

商品内容

要旨

わたしたちの足元にもうひとつの街がある!古い家並みが残る一角で交わる、幸太の「東京」と、アルタイの「鼠京」。ふたつの都市の物語を圧倒的な想像力で描いた、著者初の長編小説。

出版社
商品紹介

古い家並みが残る街の一角で2つの世界が交錯する。鼠京と東京、ネズミとニンゲン、生の営みの切なさが胸をうつ不思議な都市の物語。

おすすめコメント

古い街並みが残る都心の一角で、「鼠京」と「東京」が交わり、物語が動き出す……。 ふたつの都市世界を圧倒的な想像力で描いた、著者初の長編小説!  「東京」の主人公・幸太は妻との二人暮らし。雑木林に囲まれた都心の古いマンションに住んでいるが、 大規模な再開発が近隣に迫っている。 その同じ場所には、ネズミたちがつくりだしたもうひとつの都市「鼠京」があった。 「鼠京」の主人公・アルタイは、キオスクで新聞を売っているスナ族のネズミ。 鼠京にはスナ族のほか、種類の違うドブ族、クマ族がいて、それぞれの特性を生かしてうまく共存してきたが、 東京の再開発が彼らの世界にも大きな変化を起こすことになっていく……。  民族紛争や陰謀が繰り広げられ、裏切りも友情も恋も家族の絆もある「鼠京」はまさに人間社会そのもの。 ネズミたちの生の営みに人間の姿が重なり、物語としてのおもしろさとともに、静かな感動が胸を打つ。

著者紹介

大竹 昭子 (オオタケ アキコ)  
1950年、東京生まれ。ノンフィクション、エッセイ、小説、写真評論など、ジャンルを横断した執筆活動を展開。2007年からは、トークと朗読の会“カタリココ”を都内各所で開催(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)