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父という病

ポプラ新書 051

出版社名 ポプラ社
出版年月 2015年1月
ISBNコード 978-4-591-14280-6
4-591-14280-9
税込価格 979円
頁数・縦 351P 18cm

商品内容

要旨

「母という病」の共犯者・父親とは―。かつて、家族にとって絶対的な存在であった父親は、共同体の崩壊とともにその役目を少なくしていった。しかし、父親との葛藤から開放された子どもたちは、母親との密着を強め、精神の安定を得るどころか人間関係の構築に支障を来たし始める。父親が果たすべき役目とその変遷、さらに「父親の不在」から、知らぬ間に現代人を蝕む病の正体と救済の道を探る。

目次

序章 父親は必要なのか
第1章 愛着対象としての父親
第2章 瀕死のエディプス
第3章 自我理想としての父親
第4章 父親不在症候群
第5章 父親を求めて
第6章 放逐される父親 父親は悪者か?
第7章 永遠の父親

著者紹介

岡田 尊司 (オカダ タカシ)  
1960年、香川県生まれ。精神科医、作家。医学博士。東京大学哲学科中退。京都大学医学部卒。京都大学大学院医学研究科修了。長年、京都医療少年院に勤務した後、岡田クリニック開業。現在、岡田クリニック院長。山形大学客員教授。パーソナリティ障害、発達障害治療の最前線に立ち、臨床医として人々の心の問題に向かい合っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)