メディコ・ペンナ 万年筆よろず相談
出版社名 | ポプラ社 |
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出版年月 | 2021年11月 |
ISBNコード |
978-4-591-17171-4
(4-591-17171-X) |
税込価格 | 1,760円 |
頁数・縦 | 289P 19cm |
商品内容
要旨 |
「あなたの人生が変わります 万年筆よろず相談」そんな看板を掛ける「メディコ・ペンナ」は、神戸の街の一角にある万年筆のお店である。もしゃもしゃした白髪交じりの頭をした店主は、年齢不詳でぶっきらぼうだが、万年筆の補修を任せたら随一。万年筆の状態から持ち主の悩みや苦しみまで読み解き、静かに答えを導いてくれるのだとか。就職活動がうまくいかず、「メディコ・ペンナ」でアルバイトをすることになった大学生の砂羽は、それぞれの悩みを抱えるお客と触れ合う中で、自分自身の人生の迷いにも向き合いはじめ―。万年筆に詰まった“人の想い”、が心に沁みる、疲れた背中を押してくれる物語。 |
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出版社・メーカーコメント
<内容紹介>就職活動がうまくいかず自分を見失っていた大学生の砂羽。またもや面接で失敗し、落ち込みながら訪れた「ペンフェア」で見つけたのは奇妙な看板だった。それは、「あなたの人生が変わります 万年筆よろず相談」というもの。「人生が変わる」という言葉に興味を持った砂羽は、看板のお店「メディコ・ペンナ」を訪れることにした。店主はぶっきらぼうだが万年筆の補修を任せたら随一で、万年筆の買い付けや修理のためにいろんなお客がやってくる店らしい。そして、それだけではなく、「とある事情」を抱えたお客もやってくるのだとか。使っているうちにその人の癖が馴染む文具<万年筆>。そこからにじみ出る使い手の悩みや苦しみを、店主は静かに掬い上げて答えを導いてくれるのだという。何かに引き寄せられるかのように、砂羽は「メディコ・ペンナ」でアルバイトを始めることにしたのだが――<著者プロフィール>1965(昭和40)年、大阪府堺市生れ。大阪芸術大学美術学科卒業。2010(平成22)年、『女騎手』で第30回横溝正史ミステリ大賞の優秀賞を受賞し、デビュー。主な著書に「国際犯罪捜査官・蛭川タニア」シリーズ、『ガールズ空手 セブンティーン』『襷を、君に。』など。『たこ焼きの岸本』が第8回大阪ほんま本大賞を受賞