黄金の村のゆず物語
| 出版社名 | ポプラ社 |
|---|---|
| 出版年月 | 2022年11月 |
| ISBNコード |
978-4-591-17528-6
(4-591-17528-6) |
| 税込価格 | 1,980円 |
| 頁数・縦 | 174P 20cm |
NetGalley 会員レビュー
おすすめ度 薬味として、最近ではスイーツとしても人気の「ゆず」。そんなゆずの意外な歴史を知った。栽培が始まったのは昭和60年からで、かなり最近。しかも日本で栽培されているほとんどが、この本で取り上げられている「木頭ゆず」の子孫なんだそう。てっきり大昔から特産品として栽培されているものだと思っていた。所得倍増計画などで工業化が一気に加速した時代に、農業のこと、未来の村のことを考えた臼木さんという人物がすごい。着眼点も行動力も、きっと人望もあったのだろうと思う。そんな人々のおかげで、私たちはゆずを当たり前のように口にすることができている。ありがたいなぁ。
おすすめ度 とても清涼感のある、清々しい物語でした。何か新しいことをする時には、やはりそれなりの熱量であったり、努力が必要だと思います。この物語でも、そういった面がしっかり描かれています。現代では、泥臭い努力がやや敬遠される風潮があります。しかしながら、この物語では、やっぱりそういったものも素晴らしいんだぞと、熱く感じることができます。全体の分量はそこまで多くないので、サクサクと読み進められます。小説というものをまだ読みなれていない子が、最初に手に取るものとしてはちょうどいい分量のような気がします。しおりを挟みながら、数日かけて読む本の楽しさを味わってくれたらいいなと思います。
おすすめ度 今ではゆず由来の食べ物、飲み物のみならず、入浴剤など、味だけではなくその香りを楽しむ果実として、知らない人はいないと言っても過言ではないゆず栽培が、こんなに過酷な試練を経ていたなんて仰天しました。木頭村の天然のゆずの試行錯誤の苗木開発、販路の拡充、他地域への普及の協力、ゆずで食べられる村にするために奔走した臼木さん、そして藤田さんの熱意が広がっていくさまに胸を掴まれました。35年の長きに渡り、木頭村のため尽力した臼木さんの絶対に諦めない姿勢には、多くの学ぶところがあります。ゆずを日本国中に広めた木頭村が地図の上から消えようとも、その功績は受け継がれて語られるべきものでしょう。 上記レビューの提供元:NetGalley(株式会社メディアドゥ) NetGalleyとは、本を応援するWEBサイトです。 |
商品内容
| 要旨 |
「ももくり3年かき8年、ゆずの大ばか18年」といわれるほど、ゆずは成長のおそいくだもの。そんなゆずを村の特産品にするべく立ちあがった村人たちの物語。 |
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| 目次 |
プロローグ パティシエの世界コンクールで |




出版社・メーカーコメント
1960年――徳島県木頭村(現・那賀町木頭地区)に一人の破天荒な農業技師が現れた。その名は臼木弘さん。臼木さんは、主だった産業のないこの村の特産品として「ゆず」に目をつけた。ただ、ゆずは成長がおそい果物。はじめはゆずの苗木開発に乗り気ではなかった村の人々も、臼木さんのまっすぐで豪快な人柄に魅かれ、しだいに協力するように。ゆずが木頭村の特産品になるまでの人々の努力をいきいきと描いたノンフィクション。<もくじ>プロローグ パティシェの世界コンクールで一.さすらいの家庭教師二.ももくり3年かき8年、ゆずの大ばか18年三.黄金の村をめざして四.木頭ゆず、日本のゆずになるエピローグ ゆずの香りは時代をこえて