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血と暴力の国

扶桑社ミステリー マ27-1

出版社名 扶桑社
出版年月 2007年8月
ISBNコード 978-4-594-05461-8
4-594-05461-7
税込価格 943円
頁数・縦 424P 16cm

商品内容

要旨

ヴェトナム帰還兵のモスは、メキシコ国境近くで、撃たれた車両と男たちを発見する。麻薬密売人の銃撃戦があったのだ。車には莫大な現金が残されていた。モスは覚悟を迫られる。金を持ち出せば、すべてが変わるだろう…モスを追って、危険な殺人者が動きだす。彼のあとには無残な死体が転がる。この非情な殺戮を追う老保安官ベル。突然の血と暴力に染まるフロンティアに、ベルは、そしてモスは、何を見るのか―“国境三部作”以来の沈黙を破り、新ピューリッツァー賞作家が放つ、鮮烈な犯罪小説。

おすすめコメント

1980年、ヴェトナム帰還兵モスは、蜂の巣になった自動車を荒野で発見する。車内には、死体とともに240万ドルの現金が――金を持ち逃げした、モスを追って、理由なき殺戮者ともいうべき危険な男が動きはじめた。『すべての美しい馬』のマッカーシーが、特異な文体で寓意に満ちた暴力のドラマを描ききる。

著者紹介

マッカーシー,コーマック (マッカーシー,コーマック)   McCarthy,Cormac
1933年、ロードアイランド生まれ。4年間を空軍ですごし、大学にもどって創作活動に入る。65年、長編デビュー。85年、第5長編Blood Meridianで新境地を開く。92年に発表した『すべての美しい馬』で全米図書賞・全米批評家協会賞を受賞。2007年、The Roadでピューリッツァー賞を受賞
黒原 敏行 (クロハラ トシユキ)  
英米文学翻訳家。東京大学法学部卒(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)