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貧困クライシス 国民総「最底辺」社会

出版社名 毎日新聞出版
出版年月 2017年3月
ISBNコード 978-4-620-32406-7
4-620-32406-X
税込価格 990円
頁数・縦 229P 18cm

商品内容

要旨

貧困には「絶対的貧困」と「相対的貧困」がある。肉体・生命維持で精一杯の極限状況を「絶対的貧困」と呼ぶ。日本では、健康で文化的、そして人間らしい生活ができないような状況、いわゆる「相対的貧困」が全世代で広がり続けているのだ。

目次

第1章 若者の貧困(支援を訴えたら「お前は貧乏じゃない」とバッシングされた女子高生
絶対的貧困と相対的貧困 ほか)
第2章 中年の貧困(健康ポリスが魔女狩りする。人工透析患者は“自己責任”
健康格差は日本の時限爆弾 ほか)
第3章 女性の貧困(高度成長期からずっと女性は「貧困」だった
事例1 両親ネグレクトのもとで育った17歳、勤労女子高生の未来 ほか)
第4章 老人の貧困(事例1 公園に置き去りにされた認知症の男性、「山田太郎」と名づけられ施設へ
老人ポストの衝撃 ほか)
第5章 貧困ニッポンを生きる―社会と個人ができる最善策(知るだけでも安心できる 知識編
今、変わらないと問題は解決しない 意識改革編)

おすすめコメント

母親の突然死。引きこもり暦20年になる50代の息子は、母親の年金なしでは暮らしていけない−−。

著者紹介

藤田 孝典 (フジタ タカノリ)  
1982年生まれ。NPO法人ほっとプラス代表理事。社会福祉士。ルーテル学院大学大学院総合人間学研究科博士前期課程修了。首都圏で生活困窮者支援を行うソーシャルワーカー。生活保護や生活困窮者支援の在り方に関する活動と提言を行う。聖学院大学客員准教授(公的扶助論)。反貧困ネットワーク埼玉代表。ブラック企業対策プロジェクト共同代表。厚生労働省社会保障審議会特別部会委員(2013年度)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)