• 本

封建社会 1

出版社名 みすず書房
出版年月 2006年9月
ISBNコード 978-4-622-01739-4
4-622-01739-3
税込価格 4,180円
頁数・縦 260,24P 21cm
シリーズ名 封建社会

商品内容

要旨

封建制度は、9世紀より13世紀に至る西欧社会における一つの生命ある力であった。親縁関係のような、あるいは封土を媒介とする領主と家士関係のような、こうした封建的構造の核にあり、それに固有の色調を与えた人間の人間への従属の紐帯は、いかに形成され、いかなる性格を有したであろうか。これが第一巻の主題である。そして“良き歴史家とは伝説の人食い鬼に似ている”というブロックは、社会構造のダイナミックな展開を考察するなかにも、貪欲に人間の姿をみつめ、みごとな歴史叙述をなしている。

目次

第1巻 従属の紐帯の形成(環境(最後の蛮族侵入
生活条件と心情)
個人間の紐帯(血の紐帯
家士制と封土
下層の諸階級における従属の紐帯))

著者紹介

ブロック,マルク (ブロック,マルク)   Bloch,Marc
1886年、リヨンに生れる。エコール・ノルマルを終えて、モンペリエ、アミアンのリセの教授となる。第一次大戦に従軍。1919‐36年ストラスブール大学の中世史教授を勤め、ついで1937年ソルボンヌ大学の経済史の教授に迎えられる。別に1929年に、リュシアン・フェーヴルとともに『社会経済史年報』を創刊する。1939年第二次大戦に従軍、1940年フランス降服の後、レジスタンス運動に参加し、1944年6月16日リヨン近郊にて、ナチの兇弾に倒れた
新村 猛 (シンムラ タケシ)  
1905年生。1930年京都大学文学部卒業。名古屋大学名誉教授。1992年没
森岡 敬一郎 (モリオカ ケイイチロウ)  
1922年生。1947年慶應義塾大学文学部卒業。現在慶應義塾大学名誉教授、創価大学名誉教授
大高 順雄 (オオタカ ヨリオ)  
1931年生。1954年東京大学文学部卒業。現在大阪大学名誉教授、関西外国語大学教授、大手前大学教授
神沢 栄三 (カミザワ エイゾウ)  
1930年生。1959年東京大学大学院修了。名古屋大学名誉教授。1998年没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)