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小津安二郎のほうへ モダニズム映画史論

出版社名 みすず書房
出版年月 2002年6月
ISBNコード 978-4-622-04269-3
4-622-04269-X
税込価格 3,190円
頁数・縦 333P 20cm

商品内容

要旨

ラジオ劇演出者・溝口健二、画家・黒沢明、写真家・小津安二郎…。異なる芸術、メディアの交錯に分け入って、近代日本の文化変容を問う「もうひとつの映画史」。

目次

北村小松から小津安二郎へ―物語・蒲田モダニズム
「言葉」の背景
兵士小津安二郎
ライカという“近代”―小津安二郎と木村伊兵衛
小津が歩いたモダン東京
「サノパガン」谷譲次―“昭和モダン”の先行者
浅原六朗、または一九三〇年という“場”
もうひとつの『土』
空白を埋める新たな発見―内田吐夢『少年美談・清き心』
プロレタリア美術運動と黒沢明〔ほか〕

出版社
商品紹介

小津安二郎という現象の源泉と分岐点を浮き彫りにする。生誕100年を間近に小津ブーム再燃の今、おくる期待の1冊。

おすすめコメント

小津生誕百周年も間近。いま、再びOZUブームである。小津安二郎という現象を、日本のモダニズム運動の文脈のなかに捉え直し、黒澤明、溝口健二、時代劇やラジオ劇などを手がかりに、交錯するアートシーンのうちでモダニズムの源泉と分岐点を浮き彫りにする。黄金期日本映画の鉱脈を掘り起こした本書は、「もうひとつの映画史」だ。

著者紹介

田中 真澄 (タナカ マサスミ)  
1946年北海道に生まれる。慶応義塾大学大学院文学研究科修士課程修了(国文学専攻)。映画史研究家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)