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昭和の作曲家たち 太平洋戦争と音楽

出版社名 みすず書房
出版年月 2003年4月
ISBNコード 978-4-622-04427-7
4-622-04427-7
税込価格 14,300円
頁数・縦 566P 22cm

商品内容

要旨

最新の西欧技法を身につけつつ自分たち日本の歌を書くこと。近代日本の作曲家たちに求められた命題は重い。そして大政翼賛の時代、彼らはどう生きたのか。現代史を音楽から見つめる意欲作。

目次

1 楽団スルヤの夢
2 日本の未来派音楽
3 プロレタリア音楽運動
4 新興作曲家聯盟のころ―結成から解散まで
5 戦争下の「過去」と「現在」
6 菅原明朗・オペラ“葛飾情話”
7 「日本的なるもの」の虚構

出版社
商品紹介

昭和〜太平洋戦争期の作曲家の活動に焦点をあて、個々の作曲家と作品に克明な考察を行った、類のない書。日本近代史の一側面。

著者紹介

秋山 邦晴 (アキヤマ クニハル)  
1929年東京都に生まれる。1952年早稲田大学仏文科中退。在学中、東京日比谷にあったCIE(アメリカ情報教育局)でレコード・コンサート・シリーズを構成・解説。アメリカ音楽、メシアン等ヨーロッパ現代音楽を紹介。1951年1月、音楽雑誌「レコード音楽」編集長。同年8月、武満徹ら11名と滝口修造の命名による「実験工房」を結成。第1回発表会・ピカソ展前夜祭のシナリオを担当。1953年東京交響楽団機関誌「シンフォニー」編集長となる。1958年NHK音楽作品“ことばと音楽による3つの形象”第2曲“黒い絵画”(作曲武満徹)の詩を担当、イタリア放送協会グランプリ受賞。1962年一柳慧、高橋悠治、小林健次ら13名と創造的な演奏家集団「ニューディレクション」を結成、内外のアヴァンギャルド作品を紹介。1970年万博開会式のために〈鐘の音楽〉作曲。1981年多摩美術大学教授。1986年『エリック・サティ・ピアノ全集』。1995年「オマージュ・トゥ・ジョン・ケージ」一柳慧、高橋アキと出演。1996年「再現・1950年代の冒険実験工房コンサート/映像と音楽」企画構成。1996年8月死去
林 淑姫 (リン シュクキ)  
早稲田大学文学部卒。日本近代音楽研究。日本近代音楽館主任司書(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)