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吉屋信子父の果/未知の月日

大人の本棚

出版社名 みすず書房
出版年月 2003年2月
ISBNコード 978-4-622-04836-7
4-622-04836-1
税込価格 2,640円
頁数・縦 291P 20cm

商品内容

要旨

吉屋信子と言えば、『良人の貞操』『安宅家の人々』『徳川の夫人たち』、あるいは一連の少女小説を思い浮かべる人が多いだろう。しかし彼女は昭和20‐30年代にかけて、多くの卓れた中・短篇を発表している。第四回女流文学者会賞を受けた「鬼火」をはじめ、「みおつくし」「マカオの露台」など、戦中と戦後の時代相をみごとに切り取っている。本書はこの時代の作品を精選・収録すると共に、一つの文学的年代記とも言える随筆をも加えた、特異な吉屋信子アンソロジーである。

出版社
商品紹介

戦後の悲惨な人間風景を見事に切り取った短篇「鬼火」ほか9つの短編と、「日記買う」「樋口一葉女史の墓」など、しっとりした随筆12編。

おすすめコメント

−シリーズ《大人の本棚》− 少女小説でファンの多い吉屋信子は、昭和20−30年代にかけて、すぐれた多くの中・短篇を発表している。戦後の悲惨な人間風景を見事に切り取った短篇「鬼火」ほか9つの短篇と、「日記買う」「樋口一葉女史の墓」など、しっとりした随筆12篇をあつめた、特異な吉屋信子アンソロジー。

著者紹介

吉屋 信子 (ヨシヤ ノブコ)  
1896年、新潟県、新潟市生まれ。1912年、栃木高等女学校卒。1919年、玉成保母養成所卒。1916年、雑誌「青鞜」に詩や小品を寄稿。同年7月から八年間、「少女画報」に『花物語』五十二篇を連載。1920年、『地の果まで』を「大阪朝日新聞」に連載。『屋根裏の二処女』も出版され、多彩な才能を開花させた。1928年渡欧、一年近くパリ滞在。1957年、「鬼火」によって第四回女流文学者会賞受賞。1967年、菊池寛賞受賞。1968年、『続徳川の夫人たち』。1970年、紫綬褒章受賞。1971年、『女人平家』。大腸癌のため没、享年77歳
吉川 豊子 (ヨシカワ トヨコ)  
1949年、東京生まれ。1976年、東京大学大学院文学研究科修士課程修了。山梨県立女子短期大学教授。日本近代文学専攻(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)