
夢と実存 新装
出版社名 | みすず書房 |
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出版年月 | 2001年6月 |
ISBNコード |
978-4-622-05101-5
(4-622-05101-X) |
税込価格 | 2,640円 |
頁数・縦 | 170P 20cm |
シリーズ名 | 夢と実存 |
商品内容
要旨 |
1954年、28歳のミシェル・フーコーは、夢を通して現存在分析の重要性を説いたビンスワンガーの「夢と実存」を友人とともに仏訳、併せて本文の倍におよぶ“序論”を執筆した。夢とは眠りの延長ではない。睡眠が生きるための保存行為であるのに対して、夢は死へと向かってゆく…フロイトの夢解釈やフッサールの現象学、さらにはサルトルの想像力論をのりこえつつ、夢と想像力と自由と死の連関を、フーコーは縦横に論じ、実存の成り立つ場、想像力の起源としての“夢”の可能性を追求してゆく。その緻密かつ気迫ある文章は、われわれを圧倒してやまない。伝説と化したフーコーの処女作が、ビンスワンガーの名篇とともに、ここに一書になった。本書は、夢をめぐる研究に多大な刺戟を与えるだけでなく、フーコーを理解する最良のテクストとなるだろう。 |
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目次 |
序論(ミシェル・フーコー) |