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生の欲動 神経症から倒錯へ

出版社名 みすず書房
出版年月 2003年10月
ISBNコード 978-4-622-07060-3
4-622-07060-X
税込価格 3,080円
頁数・縦 298P 20cm

商品内容

要旨

禁止の法を超えて享楽の法へ―想像的ファルスの引力が強まれば倒錯が生じる。ラカン―ジジェクを援用しつつ非合理的な動機を探求する“作田人間学”の現在。

目次

酒鬼薔薇少年の欲動
フェリーニの『道』
ジョイスとシュレーバー―ラカンによる精神病へのアプローチ
悪の類型論―ラカン―ジジェクによる
真の自己と二人の大他者―ラカンとレヴィナスが交わる点
倒錯としてのいじめ
ロマン主義・倒錯・アノミー
ナルシシズムという倒錯
愛の深層―ラカン―ジジェクを通して
空虚感からの脱出―豊川市主婦刺殺事件の少年

出版社
商品紹介

97年神戸の酒鬼薔薇事件をきっかけに、人間という不可解な生きものの奥に潜むエロスとタナトス、欲動と愛の複雑さを徹底探求した巨匠の人間学。

著者紹介

作田 啓一 (サクタ ケイイチ)  
1922年1月生まれ。1948年9月、京都大学文学部哲学科(社会学専攻)卒業。1949年5月から1995年3月まで、三つの大学で社会学の教員を勤める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)