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脳死と臓器移植の医療人類学

出版社名 みすず書房
出版年月 2004年6月
ISBNコード 978-4-622-07083-2
4-622-07083-9
税込価格 5,500円
頁数・縦 332,53P 22cm

商品内容

要旨

何を根拠に「死」とするか、完全な意識の消失を何ではかるのか、ドナーとレシピエントをめぐる現状に、いかなる問題が存在するのか。抜き差しならぬ決断の瞬間、解答を導く思考がここにある。

目次

事故死
不鮮明な境界と不確実なモラル
最先端技術
人はいつ死ぬのか
統一化への努力
日本と脳死問題
他者としての科学技術―日本の近代性と科学技術
行きづまりの打開―脳死論争の暫定的解決
社会的な死と葬送儀礼
「人格」の死後も肉体が生き続ける場合
人格が留まっている場合
超越する肉体―キリスト教の伝統と臓器移植
人間の臓器の社会的生命
臓器不足と新しいドナー候補

出版社
商品紹介

死の意味、文化的位置づけを医療人類学の手法で考察する力作。欧米と日本の風習や死生観を比較しつつ多面的に論じる、現代の必読書。

著者紹介

ロック,マーガレット (ロック,マーガレット)   Lock,Margaret
1936年、英国ケント州生まれ。カナダ在住。マックギル大学医療社会学部・文化人類学部教授。カナダ・ロイヤル・ソサエティ会員
坂川 雅子 (サカガワ マサコ)  
1934年、東京生まれ。東京大学大学院(英語・英文学専攻)修士課程修了。桐朋学園大学教授、長野県看護大学教授を経て、現在は翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)