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理性の使用 ひとはいかにして市民となるのか

出版社名 みすず書房
出版年月 2005年1月
ISBNコード 978-4-622-07130-3
4-622-07130-4
税込価格 4,180円
頁数・縦 254,10P 20cm

商品内容

要旨

人間の声はもはや社会のなかで聞こえなくなったのか。18世紀後半における社交の衰退と革命期の議論の悪夢に、近代以降の世界に生きるわれわれの困難を読む。

目次

序章 啓蒙の困難―主体、社会化、コミュニケイション
第1章 バスティーユからビセートルへ―ひとはいかにして市民となるのか(自由の身体、自由の空間
解放(封印令状の廃止
ピネル神話の形成)
なにものかになること…、すべてを知ること…)
第2章 中間集団の声と沈黙―一七九一年春‐秋(不信と敵意(その萌芽
その成長
その完成)
国家主義的個人主義
失われた世界、実現しなかった社会
不信と敵意(その後))
第3章 会話と議論―一八世紀後半のフランスにおける社交の衰退(議論の悪夢
会話の楽しみ
類似と差異/連続と断絶)
終章 読む機械―近代的主体の行方について

著者紹介

富永 茂樹 (トミナガ シゲキ)  
1950年、滋賀県生まれ。京都大学人文科学研究所教授、知識社会学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)