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更年期 日本女性が語るローカル・バイオロジー

出版社名 みすず書房
出版年月 2005年9月
ISBNコード 978-4-622-07161-7
4-622-07161-4
税込価格 6,160円
頁数・縦 446,34P 22cm

商品内容

要旨

更年期=メノポーズ?両者の違いからバイオロジーの地域性を抽出し、それを作り出している文化的・社会的文脈を、日本女性の語りの集積により浮かび上がらせる。医療人類学研究の真骨頂。

目次

科学的言説と女性の老化
第1部 日本―成熟と更年期(人生の変わり目―定まらない定義
確率からみた更年期
あきらめ、抵抗、満足―成熟という語り
現代の病理 ほか)
第2部 「回避すべき時期」から「欠乏症」へ(メノポーズはどのようにつくられたか
自然=本性に反して―メノポーズは老いと衰えの前触れ)
加齢=老化の政治学―不死の閃光

出版社
商品紹介

日本国内の様々な地域・立場にある高齢の女性たちの「更年期」に関する語りを紹介し、「メノポーズ」との重なりとズレを再考する。

著者紹介

ロック,マーガレット (ロック,マーガレット)   Lock,Margaret
英国ケント州生まれ。カナダ在住。マッギル大学医療社会学部・文化人類学部教授。カナダ・ロイヤル・ソサエティ会員。日本と北米をおもなフィールドとして、きわめて質の高い医療人類学的研究を長年精力的に続けている。その功績により2005年、カナダ最高の学術賞であるキラム賞を受賞。『更年期―日本女性が語るローカル・バイオロジー』によってもステイリー賞(J.I.Staley Prize)など複数の賞を受けている
江口 重幸 (エグチ シゲユキ)  
1951年生まれ。1977年、東京大学医学部医学科卒業、現在は東京武蔵野病院(教育研究部長)。精神科医、文化精神医学、医療人類学、力動精神医学史に関心をもつ
山村 宜子 (ヤマムラ ヨシコ)  
翻訳家。1946年生まれ。国際基督教大学卒
北中 淳子 (キタナカ ジュンコ)  
1970年生まれ。シカゴ大学修士、マッギル大学博士課程在籍、慶應義塾大学文学部助手。専門は医療人類学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)