
ピエロ・デッラ・フランチェスカの謎 新装版
出版社名 | みすず書房 |
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出版年月 | 2006年2月 |
ISBNコード |
978-4-622-07194-5
(4-622-07194-0) |
税込価格 | 6,820円 |
頁数・縦 | 260,32P 図版41枚 22cm |
シリーズ名 | ピエロ・デッラ・フランチェスカの謎 |
商品内容
要旨 |
イタリア・ルネサンス期最大の画家の一人に、ピエロ・デッラ・フランチェスカがいる。“図像表現の社会史”研究の一環として、ギンズブルグは、この最も謎の多いといわれる画家ピエロの三つの作品の分析に挑む。作品の注文主、モデルそして制作年代を解き明かそうとする。それは美術史研究の領域に足を踏み込むことでもある。既存の研究書が渉猟され、それらの研究を踏まえて、ピエロ個人を取り巻く状況を少しずつ明らかにしながら、ヴァチカンも巻き込むルネサンス期イタリアの大きな状況との関係を次第に明らかにしてゆく。人文主義グループ、パトロンたち、フィレンツェ公会議…、ピエロの作品と時代との関係を突き詰めて行くギンズブルグの手法は、あたかも難事件を前にしたシャーロック・ホームズに似て、読む者をあきさせない。そしてギンズブルグは、そのモデル、パトロンだけでなく、正確な制作日時と作品に込められたメッセージをも読み解き、ピエロの相貌とルネサンス期イタリアの姿をわれわれの前に鮮やかに提示する。ギンズブルグ史学の見事な成果。 |
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目次 |
第1章 キリストの洗礼 |
出版社 商品紹介 |
イタリア・ルネサンス期最大の、またこの最も謎の多い画家ピエロの3つの作品の分析に挑む。ギンズブルグ史学の見事な成果。 |