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憲法9条へのカタバシス

出版社名 みすず書房
出版年月 2018年4月
ISBNコード 978-4-622-08673-4
4-622-08673-5
税込価格 5,060円
頁数・縦 217P 22cm

商品内容

要旨

精緻な9条2項論、ソクラテス・メソッドを駆使して説く憲法改正問題、近代市民社会の基底を問う圧巻の漱石・鴎外論、通説を鮮やかに覆すホッブズ論まで、ローマ法学者が見透す9条の構造。

目次

序―日本国憲法9条の政治的弁証に向けて
1 日本国憲法9条2項前段に関するロマニストの小さな問題提起
2 法学再入門:秘密の扉 ぜんべえドンとオハナぼう、番外篇―ポンポコ山に憲法改正の危機
3 知性の尊厳と政治の存亡―三谷太一郎『人は時代といかに向き合うか』
4 政治はどこにあるか
5 夏目漱石『それから』が投げかけ続ける問題
6 森鴎外と「クリチック」
7 Hobbes,De civeにおけるmetus概念
8 日本国憲法9条改正の歴史的意味

著者紹介

木庭 顕 (コバ アキラ)  
1951年、東京に生まれる。1974年、東京大学法学部卒業。東京大学名誉教授。専門はローマ法(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)