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兵士というもの ドイツ兵捕虜盗聴記録に見る戦争の心理

出版社名 みすず書房
出版年月 2018年4月
ISBNコード 978-4-622-08679-6
4-622-08679-4
税込価格 6,380円
頁数・縦 413,54P 22cm

商品内容

要旨

兵士という「普通の人々」は戦場や軍隊組織で何を考え、暴力をどう内面化していくのか。盗聴された捕虜同士の赤裸々な会話という画期的史料を、歴史学と心理学で分析し各国に衝撃を与えた書。

目次

プロローグ
第1章 戦争を兵士たちの視線から見る―参照枠組みの分析(基礎的な方向づけ―ここではいったい何が起きているのか
文化的な拘束
知らないということ
予期 ほか)
第2章 兵士の世界(「第三帝国」の参照枠組み
戦争の参照枠組み)
第3章 戦う、殺す、そして死ぬ(撃つ
自己目的化した暴力
冒険譚
破壊の美学 ほか)
第4章 国防軍の戦争はどの程度ナチ的だったのか
補遺

著者紹介

ナイツェル,ゼンケ (ナイツェル,ゼンケ)   Neitzel,S¨onke
1968年生まれ。グラスゴー大学、ロンドン・スクール・オブ・エコノミクスを経て、ポツダム大学教授。専門は軍事史。グイド・クノップ監修の歴史ドキュメンタリー番組に積極的に出演している他、テレビ映画『ジェネレーション・ウォー(ドイツ語タイトルはUnsere V¨ater,unsere M¨utter)』などへの専門的見地からの助言も行っており、メディアへの露出が少なくない
ヴェルツァー,ハラルト (ヴェルツァー,ハラルト)   Welzer,Harald
1958年生まれ。フレンスブルク・ヨーロッパ大学客員教授。社会心理学者・社会学者。膨大な著作・編著があり研究テーマも多岐にわたるが、中心テーマは暴力と記憶
小野寺 拓也 (オノデラ タクヤ)  
1975年生まれ。東京大学大学院人文社会系研究科博士課程修了。昭和女子大学人間文化学部を経て、東京外国語大学世界言語社会教育センター特任講師。専門はドイツ現代史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)