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思春期とアタッチメント 新装版

出版社名 みすず書房
出版年月 2018年5月
ISBNコード 978-4-622-08720-5
4-622-08720-0
税込価格 3,520円
頁数・縦 184,2P 21cm
シリーズ名 思春期とアタッチメント

商品内容

要旨

アタッチメント理論は、英国の児童精神科医J・ボウルビィ(1907‐90)により創始された。アタッチメント理論とは「人間には危険にさらされた人間が身を守るために特定の他者に接近する行動、そして接近された人間は相手を保護しようとする行動、そのいずれもが生得的反応として備わっている」と提唱した説であり、ボウルビィはそれらの対人関係行動を「アタッチメント」という概念で抽出している。本書はアタッチメント・スタイル・インタビュー(ASI)と呼ばれるアタッチメントの測定法の第一人者である著者が、ボウルビィ以後の研究を俯瞰し、今日的水準のアタッチメント理論を構築するとともに、心理臨床への応用を論じたものである。精神分析理論と発達理論をつなぐ触媒となるとともに、思春期理解の方法論を鮮やかに論じた、アタッチメント論の重要書である。

目次

第1章 アタッチメントとは
第2章 アタッチメントの測定と内的作業モデル
第3章 思春期におけるアタッチメント
第4章 精神的健康の防御要因としてのアタッチメント
第5章 心理療法の初期におけるアタッチメント
第6章 心理療法の過程と終結におけるアタッチメント

著者紹介

林 もも子 (ハヤシ モモコ)  
1960年生まれ。1983年東京大学文学部心理学科卒。1991年東京大学教育学研究科博士課程単位取得退学。立教大学大学院現代心理学研究科教授。臨床心理士。ASIコンサルタント(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)