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ナチス破壊の経済 1923−1945 上

出版社名 みすず書房
出版年月 2019年8月
ISBNコード 978-4-622-08812-7
4-622-08812-6
税込価格 5,280円
頁数・縦 415,62P 20cm
シリーズ名 ナチス破壊の経済

商品内容

要旨

上巻では、シュトレーゼマン政権(1923)から、ヒトラーの政権掌握、再軍備と戦争準備、そしてポーランド占領後(1940)までを扱う。雇用創出、アウトバーン建設といったナチ経済政策につきまとう神話の実像を暴きつつ、戦争遂行に向けた、外貨確保を中心とした金融経済政策、および兵器、食糧、労働力、資源の動員体制の確立を、あますところなく詳述する。

目次

第1部 回復(「すべての労働者に仕事を」
決別
パートナーたち―政権とドイツ企業
安上がりの民族共同体
農民救済)
第2部 ヨーロッパの戦争(1936年―開戦まで4年
危険な領域へ
1939年―待てど得るものなし
一か八か―戦争最初の冬)

著者紹介

トゥーズ,アダム (トゥーズ,アダム)   Tooze,Adam
コロンビア大学歴史学教授。ロンドン生まれ。イングランドとドイツのハイデルベルクで育つ。1989年夏にケンブリッジ大学キングス・カレッジで経済学の学士号取得。ベルリンで冷戦の崩壊を目撃し、同地の大学院で研究を始める。ロンドン・スクール・オブ・エコノミクスで博士号取得。1996‐2009年にはケンブリッジ大学で教鞭をとる(現代史准教授。およびジーザス・カレッジのガーニー・ハート・フェロー)。その後、イェール大学のバートン・M・ビッグス教授。同大学ではポール・ケネディの後任として国際安全保障研究所所長も務める。2015年から現職。著書「The Wages of Destruction」はウォルフソン・ヒストリー・プライズを受賞している
山形 浩生 (ヤマガタ ヒロオ)  
1964年東京生まれ。東京大学都市工学科修士課程およびMIT不動産センター修士課程修了。途上国援助業務のかたわら、翻訳および各種の雑文書きに手を染める
森本 正史 (モリモト マサフミ)  
翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)