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ナチス破壊の経済 1923-1945 下

出版社名 みすず書房
出版年月 2019年8月
ISBNコード 978-4-622-08813-4
4-622-08813-4
税込価格 5,280円
頁数・縦 P417~783 79P 20cm
シリーズ名 ナチス破壊の経済

商品内容

要旨

下巻では、西部戦線の開戦(1940)から、バルバロッサ作戦、ジェノサイド、シュペーアによる軍備の奇跡、そして敗戦(1945)までを扱う。二正面戦争に突入したドイツが、いかにして雪のロシアまで戦争活動を巧みに維持したのか、占領した東欧とロシアの資源をナチはどのように利用しようとしていたのか、ホロコーストの経済的側面の全貌とはどのようなものだったのか、「シュペーアの奇跡」の実態とは。破壊に向かって突き進む総動員経済の終幕を描く。

目次

第2部 ヨーロッパの戦争(承前)(西部での勝利―Sieg im Westen
イギリスとアメリカ―ヒトラーの戦略的ジレンマ)
第3部 世界戦争(二つの戦争に同時に備える
人種戦争という大戦略
1941年12月―転回点
労働、食糧、ジェノサイド
アルベルト・シュペーア―「奇跡の男」
疑念の余地なし
崩壊
終末)

著者紹介

トゥーズ,アダム (トゥーズ,アダム)   Tooze,Adam
コロンビア大学歴史学教授。ロンドン生まれ。イングランドとドイツのハイデルベルクで育つ。1989年夏にケンブリッジ大学キングス・カレッジで経済学の学士号取得。ベルリンで冷戦の崩壊を目撃し、同地の大学院で研究を始める。ロンドン・スクール・オブ・エコノミクスで博士号取得。1996‐2009年にはケンブリッジ大学で教鞭をとる(現代史准教授、およびジーザス・カレッジのガーニー・ハート・フェロー)。その後、イェール大学のバートン・M・ビッグス教授。同大学ではポール・ケネディの後任として国際安全保障研究所所長も務める。2015年から現職。著書「The Wages of Destruction」はウォルフソン・ヒストリー・プライズを受賞している
山形 浩生 (ヤマガタ ヒロオ)  
1964年東京生まれ。東京大学都市工学科修士課程およびMIT不動産センター修士課程修了。途上国援助業務のかたわら、翻訳および各種の雑文書きに手を染める
森本 正史 (モリモト マサフミ)  
翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)