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刑務所の精神科医 治療と刑罰のあいだで考えたこと

出版社名 みすず書房
出版年月 2021年9月
ISBNコード 978-4-622-09037-3
4-622-09037-6
税込価格 2,970円
頁数・縦 212P 20cm

商品内容

要旨

法を犯した者には、適切な医療を受ける権利もないのだろうか?長らく矯正施設で治療に携わってきた精神科医が描く、塀の向こう側の、もうひとつの医療現場。

目次

刑務所医者事始め
虐待が奪いゆくもの
矯正施設で見た家族のかたち
保護室で聞いた除夜の鐘
精神鑑定は精神医学の華なのか
不注意と落ち着きのなさと寛容さと
発達障害は何をもたらしたか
高齢者の病いと罪と
フィンランドの刑務所
往診が教えてくれること
矯正施設における精神療法

著者紹介

野村 俊明 (ノムラ トシアキ)  
1954年生まれ。日本医科大学名誉教授。精神科医。東京大学文学部卒業。同大学院教育学研究科教育心理学専攻博士課程満期退学。日本医科大学卒業。日本医科大学附属第一病院、複数の矯正施設等への勤務を経て日本医科大学医療心理学教室教授。2020年退職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)