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アルツハイマー病研究、失敗の構造

出版社名 みすず書房
出版年月 2023年8月
ISBNコード 978-4-622-09629-0
4-622-09629-3
税込価格 3,520円
頁数・縦 322,16P 20cm

商品内容

要旨

一つの仮説に賭けてしまったこの分野の科学の現状。直近数十年の認識自体を問い直す、真摯な総括と告発の書。

目次

1 初めに何があったのか(患者と家族、市民にとってのアルツハイマー病の歴史
医師にとってのアルツハイマー病の歴史
科学者にとってのアルツハイマー病の歴史
謎が解けた!アルツハイマー病研究を変えた四つの発見)
2 夢の治療薬はどこへ行った?(アルツハイマー病病理モデル構築の試み)
3 両刃の剣(国による基礎生物医学への支援
製薬・バイオ産業
モデルの検証と、その無惨な結果
アルツハイマー病とは何だろうか?)
4 では、ここからどうする?(老化の生物学から始めよう
アルツハイマー病の新しいモデルをつくる
研究戦略の多様化を図る
関連機関のあり方を見直す)

著者紹介

ヘラップ,カール (ヘラップ,カール)   Herrup,Karl
ピッツバーグ大学医学校神経生物学教授。香港科技大学生命科学教授(兼任)。1974年、スタンフォード大学にてPh.D.(神経科学)を取得。ハーバード・メディカルスクールとバーゼル分子生物医学研究所神経薬理部門で博士研究員を務めたのち、イエール大学ヒト遺伝学部門助教(1978‐1984年)、同准教授(1984‐88年)、ハーバード・メディカルスクール神経生物学部門准教授(1988‐92年)などを経て、1992年にケース・ウェスタン・リザーブ大学メディカルスクール神経学科・神経学部門(および、同大学病院、在クリーヴランド)の教授となり、1999−2005年には同大学アルツハイマー病研究センターのディレクターを務めた。北米神経科学学会員。ピッツバーク在住
梶山 あゆみ (カジヤマ アユミ)  
東京都立大学人文学部英文科卒(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)