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静かな基隆港 埠頭労働者たちの昼と夜

出版社名 みすず書房
出版年月 2024年11月
ISBNコード 978-4-622-09729-7
4-622-09729-X
税込価格 3,520円
頁数・縦 201P 20cm

商品内容

要旨

台湾北部の港街を舞台にグローバル資本主義に翻弄された港湾労働者たちの生を描く。最高栄誉の文学賞・金鼎奬受賞の心揺さぶる「悲哀のエスノグラフィー」。

目次

プロローグ 面談室からフィールドへ
第1章 基隆の埠頭で
第2章 あの頃、海辺にいた少年と男たち
第3章 茶屋の阿姨たち
第4章 失格
第5章 彼らは私たちである
エピローグ 無数の「清水の奥さん」と「李正徳」に宛てて

著者紹介

魏 明毅 (ギ メイキ)  
1971年、台湾生まれ。心理カウンセラー。長年にわたりソーシャルワーカーの指導に携わる。2008年、新たに人類学を学ぶため、仕事を辞め、清華大学人類学研究所へ入学。修士論文をもとに書き上げた本書で、台湾で最も栄誉ある文学賞とされる金鼎奬(第41回)、2017年台北国際ブックフェア大奬(非小説部門)を受賞。2023年にはカウンセラーとしての日々を綴った“受苦的倒影:一個苦難工作者的田野備忘録”(台北:春山出版、2023)でOpenbook好書奬「年度生活書」を受賞した
黒羽 夏彦 (クロハ ナツヒコ)  
1974年生まれ。慶應義塾大学文学部卒業。出版社勤務を経て、2014年より台南市在住。現在、国立成功大学大学院歴史学研究科博士課程在籍。南台科技大学応用日本語学科非常勤講師。専門は台湾史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)