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台湾と沖縄 帝国の狭間からの問い 「台湾有事」論の地平を越えて

出版社名 みすず書房
出版年月 2024年10月
ISBNコード 978-4-622-09734-1
4-622-09734-6
税込価格 3,300円
頁数・縦 282P 20cm

商品内容

要旨

米中対立下の地政学的分断を越えて、ともに平和であることは可能か?台湾、沖縄、日本本土―それぞれの立場から直面する現実を語り、互いの自己決定権と生存権が守られる道を探る、実験的対話。

目次

1 帝国の狭間から考える(無意識の「大国主義」―台湾処分・琉球処分を支えるもの
帝国の狭間の中の台湾民主―永続する危機の克服に向けて
悲劇の循環を乗り越えるために―呉叡人「帝国の狭間の中の台湾民主」を読んで
軍事化に抗う石垣島の民主主義
東アジアの平和を「帝国の狭間」から考える
近世東アジアの朝貢体制と「漢文の力」―『琉館筆譚』にみる琉球詩人の漂流経験)
2 対話の試み(シンポジウム 台湾と沖縄―黒潮により連結される島々の自己決定権
往復書簡 「わたし」の自己決定権から考える
鼎談 台湾と沖縄がともに平和であることは可能か?)

著者紹介

駒込 武 (コマゴメ タケシ)  
1962年東京都駒込生まれ。東京大学教育学部卒、教育学博士(東京大学)。現職は京都大学大学院教育学研究科教授。専攻は植民地教育史、台湾近現代史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)