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洪水礼讃 環境飼い慣らしの人類史

出版社名 みすず書房
出版年月 2026年8月
ISBNコード 978-4-622-09865-2
4-622-09865-2
税込価格 3,520円
頁数・縦 186,26P 20cm

商品内容

要旨

「川は、長い目で見れば、生きている。生まれる。変化する。流路を変える。海への新しいルートを築く。…擬似的な自然死もする。傷害を受けて殺されることさえある。…人間の伝記という概念が個人の寿命という視点で考えることを強要してくるのとまったく同じで、川の伝記という感覚は、時間のレンズを拡大して「川の時間」で考えることを求めてくる。…川というものを、水の流れやシルト、砂、粘土、砂利など、川とよぶすべての要素に依存する生命体のアッサンブラージュ(集合体)として考えるなら、この存在についての概念は、必然的に、すべての支流とすべてのデルタ分流を含むものになる。…こうした事実からは、全体をひとつのシステムと捉える見方が求められる。川は…アントロポセンやグレートアクセラレーションに関心のある者に、人間が自然のプロセスに介入してきたことの影響、その複雑さも変動性もほとんど理解しないままに制御し、飼い慣らそうとしてきたことの影響について、衝撃的な実例を提供してくれる」(はじめに)

目次

1 川―時間と運動
2 洪水礼讃―川とともに動く
3 農業と川―長い歴史
4 介入
5 ヒト以外の種
6 医原性効果

著者紹介

スコット,ジェームズ・C. (スコット,ジェームズC.)   Scott,James C.
1936‐2024。ウィリアムズ大学を卒業後、1967年にイェール大学より政治学の博士号を取得。ウィスコンシン大学マディソン校政治学部教授を経て、1976年よりイェール大学政治学部・人類学部教授。同大では農村研究プログラムを主宰。全米芸術科学アカデミーのフェローも務め、自宅で農業、養蜂を営む。東南アジアをフィールドに、地主や国家の権力に対する農民の日常的抵抗論を学問的に展開した。2010年(第21回)福岡アジア文化賞受賞
立木 勝 (タチキ マサル)  
翻訳家
長田 紀之 (オサダ ノリユキ)  
九州大学大学院比較社会文化研究院准教授。専門はミャンマー/ビルマ近現代史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)