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ドイツ社会保障の危機 再統一の代償

MINERVA人文・社会科学叢書 185

出版社名 ミネルヴァ書房
出版年月 2013年1月
ISBNコード 978-4-623-06434-2
4-623-06434-4
税込価格 8,800円
頁数・縦 399,61P 22cm

商品内容

要旨

ドイツの社会国家体制は、東西ドイツ再統一とその後の過程でいかなる変容を遂げたのか。本書は、ベルリンの壁崩壊の1989年から1994年の社会保障の改革・調整過程を、一次史料と政治家・官僚の証言によって詳細に分析する。現代へつながる社会保障制度の再検討に多くの示唆を与える一冊。

目次

第1部 再統一の環境(政治的環境
再統一と社会政策の法的枠組
再統一過程のドイツ経済
社会構造と社会政策への要請)
第2部 社会保障統一の成立(社会保障統一の概要と東西ドイツの社会保障制度
モドロウ政権の社会政策
国家条約
デメジエール政権の社会政策立法
統一条約
社会政策のアクターと再統一過程
再統一の社会保障政策)
第3部 再統一ドイツにおける社会国家の変容―一九九〇〜九四年(東部諸州の社会国家制度の建設と運営団体
「経済立地」論争と再統一の財政・社会政策的問題
社会政策と社会政策のアクター)
終章 結論的考察

著者紹介

リッター,ゲルハルト・A. (リッター,ゲルハルトA.)   Ritter,Gerhard A.
1929年ベルリン生まれ。2008年ドイツ連邦共和国大功労十字章受章。ベルリン自由大学助手、ベルリン自由大学政治学正教授、ミュンスター大学近代史講座正教授、ミュンヘン大学近現代史講座正教授等を経て、オックスフォード大学名誉フェロー、ビーレフェルト大学・フンボルト大学名誉博士
竹中 亨 (タケナカ トオル)  
1955年大阪府生まれ。1983年京都大学大学院文学研究科博士後期課程退学。1994年博士(文学)。現在、大阪大学大学院文学研究科教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)