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孝謙・称徳天皇 出家しても政を行ふに豈障らず

ミネルヴァ日本評伝選

出版社名 ミネルヴァ書房
出版年月 2014年10月
ISBNコード 978-4-623-07181-4
4-623-07181-2
税込価格 3,850円
頁数・縦 345,7P 20cm

商品内容

要旨

孝謙・称徳天皇(七一八〜七七〇、在位七四九〜七五八・七六四〜七七〇)。異例の女性皇太子を経て即位し、藤原仲麻呂ら多くの政敵と闘い、父聖武天皇の仏教政策を継承しつつも、道鏡を重用し独自の政治を行った孝謙・称徳天皇。本書では「王権と仏教」「女性と仏教」という視点から、その実像に迫る。

目次

第1章 阿倍女王の出生―光明子所生草壁皇統の女子
第2章 阿倍内親王の哀楽―弟夭折と母立后
第3章 女性皇太子への道―立太子計画と東宮教育
第4章 阿倍皇太子の苦悩―女性皇太子の五節の舞
第5章 孝謙天皇の自覚―即位と崇仏天皇の継承
第6章 孝謙太上天皇の反撃―出家と恵美押勝打倒
第7章 称徳天皇の矜持―尼天皇重祚と道鏡法王
第8章 称徳天皇の手腕―女帝としての政治
第9章 称徳天皇の夢思―出家者皇位継承の模索
第10章 女性天皇の終焉―晩年の祈りと「負の記憶」

著者紹介

勝浦 令子 (カツウラ ノリコ)  
1951年生まれ。1981年東京大学大学院人文科学研究科博士課程単位取得退学。高知女子大学助教授などを経て、東京女子大学現代教養学部教授。専攻は日本古代史。博士(文学)東京大学。著書に『女の信心―妻が出家した時代』平凡社選書、1995年“第11回女性史青山なを賞”受賞など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)