• 本

現場から創る社会学理論 思考と方法

出版社名 ミネルヴァ書房
出版年月 2017年1月
ISBNコード 978-4-623-07819-6
4-623-07819-1
税込価格 3,080円
頁数・縦 232,6P 21cm

商品内容

要旨

現場から理論を創りあげる思考と方法が明快に説かれた参考書。標準的調査法を学んだあと、独自の調査に基づいた観察事実をどう理論化するのか。そこでの工夫とは何か。全篇で、各方面で活躍する多様な属性の研究者が、長年の調査体験からの理論形成の秘訣を明らかにした。これは社会調査方法論を超えた「社会学する」本である。現場で研究する苦労と面白さが語られており、現代社会で「社会学する」の意味と意義が分かる。

目次

第1部 時代・社会を読み解く理論(どんな魅力ある理論を形成できるか
高齢社会の健康長寿研究
民族関係のリアリティを求めて
カルト問題と宗教社会学
被害の社会的認知論
若者研究の展開
鳥獣害の社会学)
第2部 社会理論の方法(身近な世界のエスノグラフィ
記録筆記法による「痛み温存」論と震災メメントモリ
「アマの領域」のモノグラフ的探究
生きざまの社会理論
想像力の社会学理論
比較から生まれる新たな知見)
第3部 個人・身体をめぐる理論(「私」というフィールド
「分からない」と「分かった」を往復する
同性愛者のライフヒストリーとともに分析方法を探す
「言葉」はあてにならない
想起の調査から想起の社会理論へ)

著者紹介

鳥越 皓之 (トリゴエ ヒロユキ)  
1944年沖縄県生まれ。1975年東京教育大学大学院文学研究科博士課程単位取得退学。文学博士。現在、大手前大学学長、早稲田大学名誉教授
金子 勇 (カネコ イサム)  
1949年福岡県生まれ。1977年九州大学大学院文学研究科博士課程単位取得満期退学。現在、神戸学院大学現代社会学部教授、北海道大学名誉教授。文学博士(九州大学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)